コラム
ペーパードライバーでも分かる! 自分で出来る日常メンテナンス
タイヤとオイル以外にも、車には多岐に渡る点検項目があります。
「車は消耗品の塊(かたまり)」とはよく言ったもので、日常的に点検しておくべき項目は沢山あります。
ここでは、ペーパードライバーでも出来るメンテナンスとして、エンジンルーム内のメンテナンス方法をご紹介します。
エンジンルーム内の点検項目一覧
1. エンジンオイルの量(汚れ)
点検方法 | エンジンオイルの点検用スティックを抜き、オイルをふき取って戻します。 その後、もう一度抜いて点検します。 |
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チェック ポイント |
上限(FULL)と下限(LOW)の間内に収まっているか 色が極端に黒ずんでないか を点検します。 |
▲おおむね、真ん中の大きな箱の周辺に、赤や白や黄色の輪っかがあります。
これが、オイルのレベルゲージです。
主な対策 | 不足している場合は、補充しましょう。 黒ずんでいる場合は、交換しましょう。 |
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備考・ 注意点 |
上限(FULL)以上には補給しないで下さい。 |
2. 冷却水の量
点検方法 | 冷却水のリザーバータンクの液面を確認します。 |
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チェック ポイント |
上限(FULL)と下限(LOW)の間内に収まっているかを点検します。 |
効能 | エンジンを冷やします。 |
放置すると | オーバーヒートの一因になります。 |
▲タンクには大抵、「冷却水」「COOLANT」と表記されています。
主な対策 | 不足している場合は、FULLまで補充しましょう。 |
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備考・ 注意点 |
減りすぎていた場合は、エンジンに何かしらの異常が考えられるので、専門店で確認してもらいましょう。 |
3. ブレーキ液の量
点検方法 | タンク内のブレーキ液(フルード)の量を確認します。 |
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チェック ポイント |
上限(MAX)と下限(MIN)の間内に収まっているかを点検します。 |
効能 | フットブレーキ(油圧式)を作動させるための大事な液(フルード)です。 |
放置すると | ブレーキが効かなくなります。 |
主な対策 | ブレーキ系統に消耗がなければ、それほど減ることはありません。減っていた場合は補充して下さい。 |
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備考・ 注意点 |
減りが激しい場合は、ブレーキ系統の消耗や液漏れが考えられます。 |
4. バッテリー液の量
点検方法 | バッテリー各層の液量を確認します。 |
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チェック ポイント |
各層ともに、上限(UPPER LEVEL)と下限(LOWER LEVEL)の間に収まっているかを点検します。 |
効能 | エンジンの始動/蓄電 |
放置すると | 蓄電機能が低下し電気の供給がストップし電気系統の使用停止、及びエンジンの始動が出来なくなります。 |
▲①上限(UPPER LEVEL)と、②下限(LOWER LEVEL)の間に収まっていればOKです。
▲画像のバッテリーは、合計6階層(6本)に分かれていますね。全ての層に補充しましょう。
主な対策 | 不足している場合は、バッテリー液を補充します。 状況によってはバッテリー自体の交換を検討(専門店に相談)しましょう。 |
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備考・ 注意点 |
バッテリーの液量が下限(LOWER LEVEL)以下の場合、バッテリーが破裂(爆発)する恐れがあります。 バッテリ液は腐食性が強いので、体、衣服、車体などに付着しないよう注意しましょう。 |
5. ウィンドウォッシャー液の量
点検方法 | ウォッシャータンクの液量を確認します。 |
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チェック ポイント |
上限(FULL)と下限(LOW)の間内に収まっているかを点検します。 |
効能 | 窓面の清掃用の液体 |
放置すると | 無くなります。窓面の清掃に影響が出ます。 |
▲上の画像のようなマークがあります。
▲ふたを外して、ウォッシャー液を補充します。
主な対策 | 不足している場合は、ウォッシャー液を補充します。 |
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備考・ 注意点 |
ウィンドウォッシャー液が空の状態でスイッチを入れると、ポンプが破損する場合があります。 |
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ペーパードライバーの皆さまは、是非ご参考ください。
公開日:2019.11.22 最終更新日:2020.04.17