コラム
わからないでは済まされない! 自転車の基本的な交通ルール
こんにちは! ペーパードライバー講習のサワムラガクです。
突然ですが普段、自転車に乗っている方に質問です。
「自転車の交通ルール」は、きちんと把握されていますか?
自転車は免許が不要で手軽に乗れる半面、ルールを曖昧に覚えていたり、ルールを知らないまま走行してしまっている方が多くおられます。
2023年4月1日からヘルメットの着用が努力義務化され、自転車に対する取り締まりを見かけることも多くなりましたよね。
そこで今回は「自転車の基本的な交通ルール」について詳しく解説します!
自転車は、車やバイクと同じ「軽車両」
自転車は、法律上「軽車両」に含まれます。
そのため、車やバイクと同じように標識の指示や、車道の左側通行などを守らなければいけません。
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自転車が特に守るべき5つのルール
自転車の交通ルールでは「自転車安全利用五則」という、特に重要な5つのルールがあるのをご存知でしょうか?
1. 原則、車道の左側を走行する
自転車安全利用五則では「車道が原則、左側を通行。歩道は例外、歩行者を優先」と明記されています。
例外として歩道を通行できるのは、下記の3つの場合です。
1-1. 歩道に「自転車通行可」などの標識がある
歩道に自転車通行を許可する標識がある時は、歩道を通行できます。
1-2. 自転車を運転しているのが13歳未満の子供や70歳以上の高齢者、車道通行に支障がある身体障害者
ここで気をつけたいのは、子供を自転車のチャイルドシートに乗せて親が運転する時です。
例外では、13歳以下の子供が自転車運転する場合は、歩道通行が許可されています。これを「子供を乗せていたら歩道を通行して良い」と間違われている方が多くいます。
例外の対象になるのは子供が自転車走行しているときのため、親が運転してチャイルドシートに子供が乗っている場合は適用されません。
1-3. 車道または交通の状況により、自転車の安全が確保できないとき
例えば車が駐停車しているため、追い越しをしようとすると走行中の車と接触する危険性がある場合などに適用されます。
追い越し後は、速やかに車道に戻りましょう。
2. 交差点では信号と一時停止を守って安全確認
信号のある交差点では信号の指示に従うことはもちろんですが、一時停止や一方通行なども必ず守って通行しなければいけません。
ちなみに自転車を運転する際、歩道と車道どちらの信号機を守れば良いかご存じですか?
実は、走行している場所によって変わります。
自転車が守らなければいけない信号について、詳しくは「▶ちゃんと知ってる? 自転車の標識や車道・歩道の通行ルール」をご覧ください!
3. 夜間はライト点灯
夜間は必ずライトを点灯しましょう!
明るい服装を心がけると、事故の発生率を下げることもできます。
4. 飲酒運転は禁止
車と同じく、自転車も飲酒運転は禁止されています。
自転車であっても、飲酒運転を行う可能性がある人にお酒を提供したり、すでにお酒を飲んでいる人に自転車を貸したりすることは、道路交通法で禁止されています。
5. ヘルメット着用
自転車を運転するときは安全のためヘルメットを着用しましょう。
ヘルメットは2023年4月1日から着用が努力義務化されています。
未着用での罰則はありませんが、安全のためにも着用することをおすすめします。
ちなみに子供が自転車に乗るときは、保護者が子供にヘルメットをかぶらせるよう努めなければいけません。
これは子供が自分で運転するときも、自転車用チャイルドシートに乗せるときも同様です。
自転車にも罰則があります!
自転車安全利用五則は、あくまでも「自転車の交通ルールの中で特に重要な5つ」であり、他にも道路交通法や都道府県の条例で定められた沢山のルールがあります。
知らないルールがあったかもしれませんが、違反してしまうと罰則の対象です。
自転車安全利用五則もヘルメット着用以外は、罰則が設けられています。
一定の違反行為や交通事故を起こして、3年以内に2回以上繰り返した場合には「自転車運転者講習」の受講が命じられます。
また、受講命令に従わなかった場合は、5万円以下の罰金が課せられます。
「知らなかった…」では済ませず、自転車のルールを知り、きちんと守りましょう。
その他の“特に気をつけるべき”交通ルール
自転車は都道府県の条例で定められている交通ルールが数多くありますが、特に気をつけるべき条例についてご説明しましょう。
イヤホンを聞きながら自転車運転
自転車を運転しながら、イヤホンで音楽を楽しむ人もいますが、これには注意が必要です。
道路交通法ではイヤホンに関する直接的な法律はありませんが、都道府県の条例によって定められています。
イヤホンのよくある疑問として、「音を小さくして周りの音が聞こえれば良いのでは?」や、「片耳イヤホンや骨伝導イヤホンなどで完全に耳を塞いでいない状態は?」といった声があります。
これは正直なところ、各都道府県の条例による部分と、曖昧な部分が大きいというのが現状です。
ちなみに、東京都は下記の通り定められています。
東京都道路交通規則 第8条(運転手の遵守事項)
(5) 高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。
お住まいの自治体の条例をよく確認する必要がありますが、イヤホンを使用した状態で事故が起きた際は安全運転に配慮していなかったとして、より重い罪に課せられる可能性があります。
あなたと周りの人の安全を守るためにも、自転車走行中のイヤホンは使用しない方が良いでしょう。
傘さし運転
片手で傘をさして走行すると、風にあおられて転倒する危険や、ブレーキをきちんと使用できない危険があるため、都道府県条例で禁止されています。
しかし「自転車に傘を固定して走行すること」については、都道府県によって異なります。
ちなみに埼玉県は、自転車に積んで良い荷物の制限を超えるため、別の規制の対象になります。
「固定器具の幅+30センチメートルですので、固定器具の幅が10センチメートルの場合、荷物の幅は40センチメートルまでとなります。一般的な傘はこの制限を超えます。」
レインコートを着用して走行することは違反ではありませんが、大きさや形によってはタイヤやチェーンに巻き込まれてしまったり、風で舞い上がったレインコートで視界が遮られてしまったりなどの欠点もあります。
雨の日に自転車に乗らなければいけない場合は、十分に気をつけましょう。
自転車は便利ですが、乗り方によっては凶器になります!
自転車は免許が無く、老若男女問わず気軽に乗れる半面、車に比べると危険認識や安全配慮への意識が弱く、重傷事故を起こすイメージが湧きにくいのかもしれません。
「車は凶器」と言いますが、正しくは“乗り手がルールをきちんと理解していない、守らないことで凶器に変えてしまう”のです。それは自転車も同じです。
気軽に手軽に使用できるものだからこそ、ハンドルを握った瞬間に加害者になる可能性があるという事を理解し、安全に配慮した運転を心掛けましょう。
これを機にペーパードライバー教習はいかがですか?
「免許は持っているけれど、ペーパードライバーだから自転車に乗っている」という方は大勢いらっしゃいます。
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公開日:2024.03.04 最終更新日:2024.08.05