コラム
優先道路とは? 交差点やT字路で優先順位を見分けるポイント(教習資料解説)
こんにちは! ペーパードライバー講習のサワムラガクです。
ペーパードライバーの皆さまに役立つ、教習資料「▶交差点編(優先道路)」について解説します。
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優先道路の見極め、優先順位
「交差点の優先順位」の大まかな考え方
交差点は「信号管理(信号がある)交差点」と、「優先管理(信号が無い)交差点」の2種類で成り立っています。
信号管理(信号がある)交差点では信号の指示に従えば良いため、優先管理(信号が無い)交差点の優先関係を把握すれば、走行に必要なルールは、ほぼ全てマスターできます。
信号が無い交差点の優先順位
まずは信号が無い交差点における優先順位を明確にしましょう。
信号が無い交差点では「道幅が広い方」や、「中央線・車両通行帯の線がある方」が優先となります。
原理原則だけの判断はとても難しい
しかし、原則論だけで判断するのは、実はとても難しいです。
- 「相手の道路の方が広い?」
- 「相手の道路には線がある?」
これらが見えにくい場合、判断は難しいです。
一時停止で大きな判断をしていきましょう
ほぼ全ての交差点で、どちらか一方に「止まれ」が設置されています。
- 「止まれ」がある → 「非優先」が確定
- 「止まれ」が無い → 「ほぼ優先」
相手の道路に「止まれ」と書いてあったら、自分の優先が確定します。
T字路での優先関係は簡単です
T字路の解釈は全て一緒となり、直進車が優先です。
ただし「左方優先」という解釈があるため、厳密には正しくはありませんが、実際には直進車が優先のルールで世の中は動いています。
左方優先が適用される交差点は、非常に限定的になっています。
こんなケースは、ほぼ優先です
自分には停止線が無く、相手に停止線がある → 9割9分優先
相手に「停止線」+「止まれ」がある → 優先確定
こんなケースは優先確定です
自分には停止線も点線も無く、相手に点線がある → 優先確定
自分には停止線も点線も無く、相手には停止線も点線もある → 優先確定
横断歩道が絡む勘違いケース
自分に停止線はありますが、「止まれ」と書いていません。
この停止線の意味は「横断歩行者がいる場合は止まりなさい」となります。
カラー路面の役割
カラー路面には、法律上の明確な規定はありません。
危険な箇所を周知させる目的で施工されています。
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非・優先道路での対応
「止まれ」の手順を3ステップで覚えよう
- ① 止まる(停止線で止まりましょう)
- ② 首振り(歩行者がいないかチェックしましょう)
- ③ 道路際(点線まで進みましょう)
非・優先道路で安全を守るたった一つのポイント
遠くまでチェックすることができたら進みましょう。
複合動作
「確認」と「走行ライン」は、「両立」させなければいけません。
不慣れなうちは確認に気を取られ、確認が終わってからハンドルを回し始めてしまうため、左折する際にラインオーバーをしてしまう傾向にあります。
「回しながら確認する」「確認しながら回す」という複合動作が重要になります。
一時停止での接触の順番
- ①歩道の歩行者や自転車との接触 → 見落としてしまった事が主な原因です。
- ②右方車両との接触 →「自車がルーズな前進を行った」ことや、「右方車両が優先を過信したことでスピード超過していた」ことが主な原因です。
カーブミラーを活用してみよう
正面のカーブミラーをチェックしてみましょう。正しい判断を助けてくれます。
しかし、カーブミラーにも死角はあります。ミラーは最初の状況確認に使い、最終的な安全確認は目視で行いましょう。
優先道路での対応
優先道路での習慣化ポイント
優先道路では2つのポイントを実践してみましょう。
- ①センター寄りを走行 → 両サイドからの飛び出しに対する備えになります。
- ②ミラーチェックを習慣化 → ミラーチェックが習慣化されると、事故リスクが大幅に軽減します。
優先道路の通過スピード
最も危険な行為は優先過信です。「優先だから」という理由で飛び出しのケアや減速を行わない事が事故リスクを高めます。遠くまで見えなくても良いため、直近の安全は確認しましょう。
その際、減速しすぎも注意です。後続車が予測できない減速をしてしまうと追突事故のリスクが高まります。
安全を守るための意識と予測運転
2大事故「出会い頭」と「追突事故」
「出会い頭事故」と「追突事故」を防ぐことが出来れば、事故の確率を大幅に減らせます。
出会い頭の事故は、「かもしれない運転」で予測運転の精度を高めることで対処します。
追突事故は、充分な車間距離を空けることで防げます。
「優先過信行動」と「かもしれない運転」
優先過信行動とは「自分が優先だから、飛び出してくる車が悪い」と考え、スピード超過などをしてしまうことです。
たとえ優先道路を走っていても「飛び出してくるかもしれない」と考え、飛び出しに備えて減速やカーブミラーの確認、やや中央寄りを走行して左側の安全確保を行うなど、「かもしれない運転」を心がけましょう。
負の成功体験
「5km/hオーバーでも問題なく運転できた」という成功体験を積み重ねてしまうと、それはやがてエスカレートしていきます。この現象が「負の成功体験」です。
大切なのは、最初の段階で正しい行動を習慣化させることです。
飛び出し注意の基本形 ~見通しの悪い交差点①~
左右からの飛び出しがあるという前提で走行することが大切です。
特に左からの飛び出しは回避するための空間が無いので、要注意です。
飛び出し注意の基本形 ~見通しの悪い交差点②~
路面に交差点を表す記号が書かれている、右側にカーブミラーが設置されているなど、早い段階で気付けるかがポイントです。
飛び出し注意の基本形 ~見通しの悪い交差点③~
左サイドの白線が、左にカーブしているのが確認できます。
左から飛び出しがあるかもしれないので、注意しましょう。
飛び出し注意の基本形 ~横断歩道~
横断歩道は法規上、一時停止です。
実際に一時停止を行っている車両はあまり見かけませんが、危険なシチュエーションであることに変わりありません。最低でも「最徐行」で通過しましょう。
また、車の窓越しに歩行者を確認したり、車の足元を確認したりすることを習慣化しましょう。
飛び出し注意の基本形 ~渋滞の陰~
信号待ちや「渋滞中の車の陰からの横断者」も、定番の注意シチュエーションです。
歩行者の横断は思いのほか多く見受けられ、一定の確率で事故が発生しています。
飛び出し注意の基本形 ~停車車両の陰~
車の陰からの飛び出しは、定番中の定番です。
車の窓越しに確認したり、車の足元を確認したりすることを習慣化しましょう。
飛び出し注意の基本形 ~公園などの出入口~
公園など、人の気配がありそうな場所の出入り口も、飛び出しに警戒しましょう。
結果としてスピードを落とさずとも、意識しておくことは、とても大切です。
飛び出し注意の基本形 ~お店の出入り口付近~
お店の出入り口から人が出てきた時に、驚いてハンドル操作を誤らないためにも注意しましょう。
飛び出し注意の基本形 ~遊歩道~
遊歩道は、歩行者が多い場所が多々あります。十分な減速と確認を行いましょう。
飛び出し注意の基本形 ~家や駐車場の出入り口~
これらのケースでは急に飛び出してくることはまれですが、注意を向ける一要素として意識の中に取り入れておきましょう。
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非優先道路での左折にビクビクしていたのですが、何を押さえていれば安全な状況を作れるのか、私が集中すべき情報の優先順位を明確にしていただいたことがとても助けになりました。
3時間×3日間の中で、運転に対して『私でもできそう』とポジティブなイメージをはっきりつかめるようになりました。ご指導いただき、どうもありがとうございました!」
目黒区(40代女性)
「良い・悪いの評価を都度タイミング良くしてくださったので、悪いクセの修正が早くできて良かったです。
歩行者優先は頭で分かっていても、しっかり停止できなかったり、左折する際に一瞬右にハンドルをきってしまうクセが分かったり等、自分では無意識過ぎて発見できなかったと思います。受講して本当に良かったです。
目標だった首都高走行もでき、だいぶ感覚を取り戻せました。ありがとうございました」
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公開日:2023.07.21 最終更新日:2024.09.16